抽象度を下げる(思考レベルをさげる)

みなさん、こんにちは
NLPコミュニケーションカレッジ@福岡の吉村です。

何か問題を抱えていたり、悩んでいたりするときは、思考レベルを上げると問題の解決策が見えてきたり、悩みが悩みでなくなったりします。

思考レベルを上げるとは、例えば、高い視点から物事を見るということです。

「鳥の目になる」という言い方もあります。

例えば、職場のある人のとの人間関係に悩んでいるとします。

このときには、ある人と自分という視点の中で思考しています。

その思考レベルを上げるとは、他の同僚の視点から、この二人の関係を見てみるとか、職場全体を見渡せる場所から、この2人の関係を見てみるとか、もっと高い視点になると、会社全体から見てみるとか、その地域全体からみてみるとか、日本、世界、宇宙・・・・

という風に高いレベルでの思考をしていくということです。

高いレベルに行くと、悩みが本当に小さなことになり、心がその呪縛から解放されていきます。

そうすると、心の余裕が出て、どうすればよいのかも見えてきます。

思考レベルを上げるということは、とても大切なことです。

現実で生きていると、思考レベルが低い状態になってしまうので、意識的に思考レベルを上げるという訓練をする必要があるかも知れません。

そんな思考レベルを上げるということは、とても大切なことです。

しかし、これには、落とし穴もあります。

思考レベルを上げることが出来ると、悩みが消えたり、薄らいだりしていきます。

そして、視点が高いレベルにあるので、何か気持ち良い状態にもなります。

高い山に登って、そこから見下ろしている時の気持ちと同じですね。

この心地よい感覚があるために、思考レベルを下げたくなくなります。

思考レベルの高い空間で浮遊している状態になっていきます。

つまり、現実逃避ということが始まります。

でも、現実は、基本的に思考レベルの低い状態なのです。
なので、そこまで降りてこなければ、この社会で生きていくことは出来ません。

「具体的にどう行動するのか?」という問いを投げかけながら、思考レベルを落としていく必要があります。

そして、それを実行するということです。

もし、これをしなければ、思考レベルを上げるだけだと、単なる妄想家になってしまいます。

妄想するのはとても大切ですが、具体的にこの現実の中で、何をするのか?を問いかけ、そして、それを行動する。

これがとても大事なことです。

妄想家の話には、誰も耳を傾けません。

でも、行動している人、実践している人の話には耳を傾けます。

思考レベルを上げて、そして下げて、行動し、実践していくことがとても大切なのです。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます!

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