- 2018-5-22
- 02.NLP活用事例集, 04.コミュニケーション, 14.学長の記事
影響力を高める ~アウトカム編~
「伝える時に、2つのアウトカムを設定しているか?」
みなさんは、コミュニケーションする時に、アウトカムを設定しているか?
※アウトカムとは、望んでいる状態・状況のことです。今回は、ゴールと考えても良いです。
おそらく設定していない人が多いのではないかと思います。
設定していなければ、どんなコミュニケーションをすれば良いかも設定できないですし、そもそもそのコミュニケーションがうまくいったかどうかもわかりません。
NLPにおいて、アウトカムを設定することは大前提になります。
NLPを学んだ人にとっては、アウトカムを設定している人は逆に多いかもしれません。
ただ、アウトカムを設定していても、相手にどうなってもらいたいというアウトカムを設定している人を良く見かけます。
例えば、相手と話をして、「納得してもらう」「感動してもらう」「スッキリしてもらう」
これって注意が必要ですね。
なぜならば、相手をコントロールしようとしているアウトカムですから。
そもそも相手は、コントロールしてもらいたいんでしょうか?
あなたは、人からコントロールされたいでしょうか?
ちょっとアウトカムがズレていますよね。
アウトカムは、主体的でなければなりません。
なので、自分自身がどうなるかというアウトカムを設定する必要があります。
これを立てていない人が結構多いです。
例えば、「リラックスして伝えられて、伝え終わった時にスッキリしている」とかですね。
もし、自分自身がどうなるかというアウトカムを立てていても、相手がこうなる事(アウトカム)によって、自分がこうなる(メタアウトカム)という風に考えていたら注意が必要です。
これも相手をコントロールすることによって、自分がこうなるというアウトカムなので、相手をコントロールしにいっています。
そもそも、相手をコントロールできない。自分が変わることによって相手が変わるということが大切です。
仕事でも相手をコントロールしようしようとしてうまく行っていないケースを良く見ます。
自分がこうなる。そして、相手がこうなるというアウトカムを設定すること。
× 相手がこうなる → 自分がこうなる
◎ 自分がこうなる → 相手がこうなる
たった、このやじるしの向き違いですが、雲泥の差があります。
NLPを学んでいる人でも陥りやすいところです。
自分がこうなる → 相手がこうなるとは
例えば、「私は、リラックスして伝えられて、伝え終わった時にスッキリしている。その結果として、相手が「わかりやすくて、納得しました」と言ってくれている」とかですね。
それを、コミュニケーションする前にイメージすること(未来ペーシングすること)。
私がコンサルティング会社に勤めていた時に、クライアント企業先に訪問する時は、自分と相手のゴールを設定し、話す内容を設計をしていくように叩き込まれました。
それが出来なければ、行くな!と言われるくらいにですね。
でも、コンサルタントって、クライアント企業様が意見を聞き入れて、動いてくれなければ、全く価値がない仕事をしていることになります。
相手に動いてもらって、はじめて仕事がスタートするという仕事なので、とてもここが重要なんですね。
だから、それだけ重要だからこそ、コンサルティング会社では当たり前のように使われている手法だったという事を、NLPを学んで気づきました。当時は大変でしたが、非常に有難いです。
「伝える時に、2つのアウトカムを設定しているか?」
自分自身の影響力や伝える力を高めるために、一度、自分自身に問いかけてみてはいかがでしょうか?
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