- 2018-5-20
- 04.コミュニケーション, 14.学長の記事
影響力を高める ~ 伝える力 ~
「知識の理解レベルでは、理解レベルしか伝わらない」
知識レベルで覚えた事を伝えたとしても、それは、相手の頭レベルにしか伝わりません。
その場合良くある現象は、相手は理解はしてくれていても、実際には行動に移らない。言葉では、「やります」「やってみます」とは言っているのですが・・・。
単なる伝えるということであれば、これで良いですが、相手に動いてもらいたいということでは、このレベルでは足りません。
影響力とは、相手を動かす力。
影響力は、気持ちや行動レベルの変化をもたらすものなので、相手の頭に影響を与えるのではなく、相手の心と体レベルに影響を与える必要があります。
では、どうすれば良いか?
伝える側が頭レベルではなく、心と体レベルで伝えることです。
知識を学んで、それを伝えれば、 頭(自分)発信 → 頭(相手)受信 レベルの影響です。
心で伝えると、相手に感動レベルで伝わります。ただ、感動は一時的なものなので、心に影響は与えても、行動するとは限りません。
心(自分)発信 → 心(相手)受信レベルの影響です。
もう一段進んで、行動レベルには、心と体に影響を与える必要があります。
知識を学んで、自分の中で腑に落ちるまで落とし込む。
腑に落ちるという言葉がありますが、腑とは、「心の底」「はらわた」のこと。つまり、心の底や臓器まで落とし込む事ということです。
極端に言えば、伝えたくて仕方がない、これは伝えたい、伝えていかないといけないと心や気持ちではなく、体がうずうずしてくるくらいに、叫びたくなるくらいな状態になれば、相手の心と体に届くようになります。
発信が頭レベルではなく、心と体から発信されるので、相手の心と体に届くようになるわけです。
頭(自分) → 心・体(自分)腑に落とす → 心・体(自分)発信 → 心・体(相手)受信
頭レベルではなく、心や体レベルから発信すれば、おのずと顔の表情や声のトーンや抑揚、ボディランゲージなどの非言語コミュニケーションもついてきます。
伝える事を、どこから発信しているのか、頭なのか、心なのか、体なのかで、相手に伝わるレベルが変わるということです。
弓で矢を飛ばそうとしたときに、より弓を引きた方が遠くに飛ぶのと同じですね。
頭という浅いレベルまでしか、弓を引かないのか、体という深いレベルまで弓をひくのか
おそらく、感度を上げて、受信側になればわかるはずです。
相手が、どこから発信してるか?頭レベルか心レベルか、体レベルか
何か伝える力が重要だと感じている方やそういった職業をされている方は、自分自身を見つめる時の大きな視点にもなります。
相手に伝わっていないと感じる時、発言や気持ちは前向きなのに、結果として、相手は動いてくれていないと感じる時、自分自身がどこから発信しているのか、見つめてみてはどうでしょうか?
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